札幌ロマネスク〜遠征も追っかけもなかなかできないけど好きなの~

北の大地から関西の7人組を応援する連続ドキュメンタリー(?)

味園ユニバース

味園ユニバースのDVDが発売され、かつひょんなひょうしにおばさんからDVDを貸してもらえたので、ここで渋谷すばるの演技について。

 

お前みたいな未熟者が偉そうに!!と思われるかもしれませんがどうぞお付き合いを・・・

 

すばるが主演の映画ができると知ったとき、正直わたしは他のファンの方のように見たくてたまらない!とまではなりませんでした。

 

すばるの演技が特にうまいと思ったこともなかったし(もちろんそれは同グループ内に亮ちゃんとかおおくらくんがいたからってのがある。芝居と言えば、という二人)、男が記憶喪失なら、最後に記憶が戻ってめでたしめでたしで終わりだろうと思ってた。ましてや音楽を題材にした映画なんて、わたし音楽にそんな詳しくないし・・・すばるの歌は聴きたいけど・・・くらいの感覚でした。

 

つまりそんなに期待してなかった。

 

今年3月に映画館へ本編を観に行って、この映画の魅力にひきつけられました。

(みたあと1、2週間くらい古い日記が頭から離れないくらいには染みついた)

 

ただただ、茂雄の世界、ポチ男の世界、カスミの世界が全部くっきりわかって、それぞれが自分の世界を大事にしようとしながらも相手のことをどこかで思いあっている、優しくてあったかい雰囲気に勢いよく飲み込まれた感じがしました。

 

後半、記憶が戻った茂雄にカスミが殴りかかるシーンで、カスミが一本ずつ指を立てていくんです。その前にあるシーンで「うちの世界は4本指で足りんねん。」と言っていたカスミが、殴るときには5本目の指も立ててから、それを握りこむんです。この時にはもうライブとかバンドとかそんなことを抜きにして、茂雄がカスミの世界にも入り込んでいたのかな?と思うとなんだか切ないような……。

 

すばるの演技はうまいとかへたとかを超えて、本気で入り込んでいるように見えました。茂雄のときの鋭くて噛みつくような眼から、ポチ男のときのなにもわからないような、それこそ「言葉を話せる子供」(女医のおねえさんがこんな風なことを言ってた気がする)のような眼、そこから出る雰囲気まで、これがすばるが持ってた本域か!!と思わされた。

 

個人的に、二人で縁側に座ってスイカの種を飛ばしあうシーンが大好きなんですが、このシーンについて裏ユニバース(まだ途中までしか見れてないけど)でふみちゃんが、

 

「茂雄でもポチ男でも、芝居中渋谷さんはずっと笑わず眉間にしわをよせてる感じだったのに、あのシーンだけは表情がほころぶんです」(ニュアンス)

 

と言っていたのを聞いて、「なるほど・・ふみちゃん、すばるのことよくみてくれてたんだなあ・・・」とほろり。(母親かよ!)

 

ところで、わたしの感想ではないですが、某つぶやくSNSでみかけた面白い解釈を載せさせていただきます。

ほとんど映画の内容が書かれてしまっているので、まだ見ていない方で結末を知りたくない方はぜひ避けてください(^_^;)

www.machikado-creative.jp

面白いのは最後のほうにあります。たしかにあのラストシーンは不思議ですよね。いくら茂雄が小柄で軽くても、カスミ一人じゃ気絶した大の大人を引っ張って動かせるとは思わないもん・・・(そこかよ!と思うかもしれませんがわたしは本当にこれが疑問でした(笑))

 

この解釈に対してわたし自身思うことは、面白いな!以外なんにもないです。一つの解釈に過ぎないし、実際監督さんがどんな考えでこうしたのかわからない以上、考えてもしかたないので・・・←やる気なし(;´・ω・)

でもカスミが母親みたいな役割なのは納得です。例えばビラ貼りのシーンで、道で何か(ライター?)を拾ってカスミを見るポチ男の顔は子供のそれだったし、それをみてうなづくカスミの表情は母親のそれだったようにみえたから。
 
なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが(いつもだけど・・・)、監督が続編やりたいと言っているらしいので、またこの世界観がみれるならと楽しみにしています。(でもこのまま、最後のシーンがわからないままで終わらしちゃっても素敵だとも思う!)
 
まだ見ていないという方はぜひ( *´艸`)  
 
次回は大阪旅行記に戻りまーす(笑)
 
焼きマロ